気に入ってる記事だったのに間違えて消してしまった…。
ので、もう一度。
世界一貧しい大統領の、ホセムヒカ元ウルグアイ大統領が来日をしていますよね。
この人のスピーチ話題になったとき何度か見ました。
みんながこの人と同じように考えられればいいのに。
もう少し世の中よくなるんじゃないかなぁ。
『発展は幸福を阻害するものであってはいけない。』
『人間は発展のために生まれたのではなく幸福のために生まれてきた。』
『人間はもっと良い暮らしをもつためにものをふやすが、そのために仕事と消費をどんどん増やさなければいけない計画的陳腐化と、底を知らない消費主義社会にイエスといってはいけない。』
『若い人には恋する時間が必要。子どもが生まれれば、子どもと過ごす時間が必要。働いてできることは請求書の金額を払うことだけ。職場と家の往復だけに時間を使っているといつのまにか老人になってしまうよ。』
このあたりが気に入ってます。
以下今回の来日で抗議した内容を抜粋。
これから来る世界を、今ある世界よりもより良いものにしよう、という意志を持とうではないか。…近年、地球環境破壊を制限しようと京都議定書が結ばれたが、できなかった。海の汚染も止める手だてがない。今、世界では1分間に200万ドルの軍事費が使われているというが、誰もそれを止められない。そして極めて少数の者に、世界の富が集中している。生産性が高まったけれども、分配の仕方が悪いので、社会的な弱者に恩恵が及ばないのだ。…「政治に関心がない」「政治は重要じゃない」と言う人がいるが、政治を放棄することは少数者による支配を許すことにつながる。…日本では若者が希望を持てないと聞いた。若い世代の投票率が30%程度だと聞いた。政治や社会を信じていないのだろう。それでも、信じられるようにしてほしい。不満を持つのはいいことだ。どうか同じ気持ちの人と何かを始めてほしい。生きるには希望が必要。そうでなければ人生なんて意味がないから。
お金で物を買っていると思うだろうが、実は自分の人生の一定の時間と引き換えているのだ。家族や子どもと過ごす時間を削って消費する。新しい物を、いい物を買うために、人生で一番大切なのは愛であるのに、愛情を注ぐ時間を浪費している。消費そのものを否定はしない。ただ、過剰はいけない。人生の原動力となる愛情を注ぐ時間を確保するために、節度が必要だ。
私は世間から「貧しい」と言われているが、私は決して貧しくない。質素を好むだけだ。浪費を見直し、それぞれが人生を見直すことが重要になってくる。市場に操られて生きているうちに、あなた方の自由な時間が失われてしまう。私の考えに同意しろとは言わない。自分にとって何が大切かを考えてほしいだけだ。
(東京新聞)
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2016040990070429.html
お金も大切だけど。
そのお金はなにかを犠牲にしていないか。
それは幸せなのか。
あなたの幸せってなんですか。
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